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zoom RSS "Fun"

<<   作成日時 : 2007/08/25 14:46   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

今回は英語の基本単語の一つ"fun"についてお話したいと思います。

"Fun"は英語を多少なりとも知っている人ならまず知っているような基本単語でありながら、なかなか掴みにくいところがあります。それは品詞にぶれがあるからです。


まず、基本的に"fun"は抽象名詞で、非加算名詞です。"I had a lot of fun at the party last night." (昨夜のパーティーはとても楽しかった。), "Sounds like fun." (おもしろそうね。)、などといった表現はきっと皆さん既におなじみでしょう。

こういった「楽しみ」という意味の他に、「楽しみを与える人/もの/こと」という意味もあります。"He is fun to be with." (一緒にいて楽しい人)というような表現で使われます。この用法でも非加算名詞であることは変わりありません。"a fun"とはならないことに注意してください。


さて、最初の用法で、"A potluck party would be fun."(持ち寄りパーティーやったら楽しいよね。)というような表現がありえます。これもやはり抽象名詞として考えるべきなのです。(例えば"a lot of fun"という形がありえるため。)しかし、これ単独で見ると形態上は形容詞と変わらないことに注意してください。

アメリカの口語英語では、さらに一歩進んで完全に形容詞して使われることが多いのです。"Did you do anything fun this weekend?" (この週末何か楽しいことした?)というような表現はよく聞きます。このような用例では、もはや名詞だと考えることができません。

ところがそのアメリカでも、"fun"が形容詞としての地位を確立しているかと言うと、そうでもないのです。もし形容詞としての地位が確立されているのなら、"so fun"という表現は正しいはずです。ところが、この表現はありえるものの、いわばグレーゾーンにあり、まだ多くのアメリカ人ネイティブ・スピーカは名詞としての用法の"so much fun"にすべきだと感じるはずです。つまり、"fun"に関してまとめると、名詞としての用法が確立している場合はそれが先行し、そうでない部分で形容詞としての用法がありえる、ということになります。

言葉は生き物ですから常に変化しています。"fun"の用法は変化の途上にあるようです。


ところで、同じ形容詞の "funny" との違いにも気をつけなければなりません。"funny"はいくつかの意味を持っていますが、基本的には「笑えるような、という意味で面白い」という意味です。(「知的に刺激するという意味で面白い」という意味の "interesting" とは区別してください。) "funny" は "fun" から派生しているものの、"It is fun." (それは楽しい(こと/もの)。)と 、"It is funny." ((笑えるように)おかしい。)とでは、意味がだいぶ違ってきます。上に例としたあげた、"Did you do anything fun this weekend?"も、"Did you do anything funny this weekend?"に変えると、「何か笑えるようなことした?」というふうなかなり異なる意味になってしまいます。

 

最後に、"fun"は、性的な意味での「楽しみ」の婉曲表現として使われることもあることを指摘しておきます。日本語で表現するなら、「オタノシミ」とでもなるのでしょうか。"Wanna have some fun with me tonight?"と言われたら、「一緒にモノポリーでも?」という意味では多分ないですね。:)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ヤスロウさんにかかると、同じ単語でも違って見えます。ひとつの単語そこまできちんと分かっていただろうかと反省・・特に最後の件は・・・そういえば日本語でもそんな表現ありますね〜
yellow
2007/08/28 18:11
いつもコメントありがとうございます。この記事でご説明したように、"fun"は文法的見地から少し特殊な単語ですので、なかなか掴みきれませんよね。
ヤスロウ
2007/08/30 07:01

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