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<<   作成日時 : 2007/09/17 14:30   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

サム講師のブログの新しい記事"Free and Cheap Stuff!"はもうご覧になりましたか?アメリカで生活する上で安くものを手に入れるための秘訣が明かされているので、日本の方には興味深いのではないかと思います。

さて今回は「"Christian"」に引き続いて、モルモン教も取り上げてみましょう。


前回はキリスト教の二大宗派であるプロテスタントとカソリックを表す英語表現について述べました。忘れてはいけないのが、統計によるとこれらに次いで、アメリカのキリスト教徒の中で3番目に大きな勢力を持つモルモン教徒です。とはいっても、プロテスタントが半分強、カソリックが20数%、なのに対し、モルモンはわずか2%程度ですので、けた違いに小さいのですが。

「モルモン教徒」については、英語でも"Mormon"という言葉があり、使われていますが、"The Church of Jesus Christ of Latter-Day Saints"という正式名称から、"Latter Day Saint"あるいはそれを略して"LDS"と称することが多いです。しかも、こちらの方が"Mormon"より無難な表現だと思われているようです。公式ウェブサイトのURLもlds.orgとなっています。

宗教は非常にデリケートな話題ですので、言葉も注意深く選ぶ必要があるのは言うまでありません。

話を簡単にするため、実は上の話は大幅に簡略化しています。私は専門家ではありませんが、私が理解できた範囲で詳しく説明してみましょう。

モルモン書(Book of Mormon)を著したJoseph Smith, Jr.の啓示や教えを信じる宗派のことをまとめてLatter Day Saint movementと呼びます。Mormonisimはその一部です。Mormonismは、このカテゴリで主流のThe Church of Jesus Christ of Latter-day Saints(簡単に"LDS Church"とも言います)を含みますが、他にMormon fundamentalism(モルモン原理主義)も含みます。Mormonismは本来一夫多妻制を許していたのですが、前者ではそれは既に公式に破棄されたものの、後者ではいまだにそれが教義の一部となっています。

"Mormon"という語を正しく使用するのは非常にやっかいです。というのは、LDS Churchでは自分の宗派の教徒にのみ"Mormon"という語を用いるべきだとしています。しかし、その一方、”Latter-Day Saints (LDS)"という呼称の方がより好ましいとしています。実際には"Mormon"という語は、モルモン原理主義者にも対しても使われています。


ふぅ!前置きが長くなりました。ここからやっと一番書きたかったことが書けます。

ここアメリカでは来年の大統領選に向けて、選挙活動が活発になっています。現ブッシュ大統領(第43代)、その父親のブッシュ大統領(第41代)、その前のレーガン大統領(第40代)を輩出した共和党(Republican Party)は伝統的にカソリック教徒など保守的な人たちを支持層にしています。

今回の大統領選に出馬している共和党候補者には、9/11当時NY市市長であった、Rudy Giuliani氏がいます。彼は、市長としてNY市の犯罪率を下げた業績や、9/11での奮迅ぶりが全米でも非常に好意的に受け止められており、最有力手と認められています。しかし、保守的な人たちには引っかかることがあります。それは彼が二度離婚し、今三度目の結婚中であるということです。(ちなみに、今の奥さんもこれが三度目の結婚であることが最近明らかになりました。)

日本人の普通の感覚だと、だから何?でしょうが、離婚はカソリック教会では認めておらず、このことはカソリック教徒にとってはおおごとなのです。

それに対して、そういった問題がなく、クリーンなイメージなのがMitt Romney候補です。しかし、彼はモルモン教徒であり、その宣教師としてフランスで働いた経験もあります。一般的にモルモン教はうさんくさいと思われています。セクトであって、キリスト教徒の一派ではないと考えている人も多くいます。(ちなみに彼の曽祖父は重婚主義のモルモン教信者だったそうです。)

Giuliani氏が現在有力であることは間違いありませんが、氏の結婚履歴などに不満を持つ共和党支持者の票が、意外とRomney氏に流れるのではないか、などと最近噂されています。


いつかトム・クルーズの信ずるサイエントロジーと、マドンナの信ずるカバラについても機会があれば取り上げてみたいと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
興味ある記載を拝見させていただきました。ほんの2%しか占めていないのに、英語にモルモン教関連の語彙が相当入っているのですね。

モルモン教についての紹介、適切であるという印象を受けます。
        ・・・やはり英語の教師であるNJ
NJWindow
2007/09/20 07:30
コメントどうもありがとうございます。

モルモン教は信者の割合は少ないものの、教義や歴史がcontroversialなので、一般に(不正確ながら)知られている、ということではないでしょうか。

今後もよろしくお願いします。
ヤスロウ
2007/09/21 06:47

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