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zoom RSS 日本語での「ドレミ」と、英語での"Do Re Mi"

<<   作成日時 : 2007/09/20 04:28   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

今回は珍しく音楽の話をしましょう。(なお、この記事は正確を期したつもりですが、所詮私は音楽の専門家ではないので、誤りがあるかもしれません。もし何か誤りがありましたら、恐れ入りますがご指摘くださると助かります。)


日本で普通に生まれ育った日本人ならドレミ…は皆知っていますよね。ではアメリカ人はどうでしょう?

「どうでしょうって、あぁた、例の『ドレミのうた』はアメリカ製でしょ?アメリカでもドレミは当然知られてるんじゃないの?」おっしゃるとおりです。ミュージカルのサウンド・オブ・ミュージックそれを元にした映画で使われた「ドレミのうた」(原題:Do-Re-Mi)は実際アメリカでも非常によく知られており、do, re, mi...を知らないということは普通考えられません。(ついでながら、映画で主人公マリアを演じたジュリー・アンドリューズらのインタビューを含むアメリカTVネットワークABCのTodayという朝のTV番組の一部がYouTubeに上がっています。大変興味深いので是非ご覧になってください。)

しかし、日本でのドレミ…とアメリカでのdo, re, mi...は厳密には役割が違うのです。


音名と階名、という言葉があります。詳しくはウィキペディアの説明に譲るとして、音名が絶対的音の高さを示す(ただしオクターブ単位で異なる音には同じ名前が与えられる)のに対し、階名は与えられた調(key)において、主音(音階の最初の音)(tonic)に対する相対的な高さを示します。わけわからん!という方。もう少し我慢して読み進めて下さい。例を出しますから。

日本のドレミが通常音名として用いられるのに対し(音楽の専門家は別です)、アメリカでのdo, re, mi..は通常階名として用いられます。do, re, mi...が階名であるということは、何か曲を移調し(transpose)しても、do, re, miでの旋律の表記には変わりがない、ということです。

では、アメリカでは音名に何を使うかというと、C, D, E, F, G, A, Bです。ドがC、レがD、ミがE…というふうに対応します。

具体的をあげると、ハ長調(key of C major)の場合はdoはCであり、日本でのドと同じなのですが、ト長調(key of G major)になるとdoはGであり、これは日本でのソに相当します。


日本ではドレミ…は音楽の初歩の初歩として習うわけですが、こういった事情で、アメリカではdo, re, mi... は初歩の初歩の範疇には含まれず、通常ソルフェージュ(solfege)の一環の読譜の訓練で初めて出てくるようです。

さらにうるさいことをいうと、上に述べたdoの実際の音程が与えられた調に応じて変わるmovable-do systemだけではなく、doに対応する音程が固定である、fixed-do systemもあります。日本のドレミ…はその意味では"fixed-ド system" (!?) を採用しているといえます。


さて、このdo, re, mi...ですが、ラテン語を元にイタリア語から来ています。イタリア語では、do, re, mi, fa, sol, la, siとなり、同じラテン語由来のフランス語でもほぼ同様です。ただし、アングロ・サクソン系の国々では、19世紀にsolをsoに、siをtiに置き換えたため、アメリカではdo, re, mi, fa, so, la, tiとなっています。導音(subtonicあるいはleading tone〜主音の半音下)がti(ティ)であることに注意してください。


「ドレミのうた」に戻ると、日本ではペギー葉山の作詞による歌詞が知られていますが、元の歌詞はこのようになっています。上で述べたように「シ」ではなく、"ti"なので、"tea"にかけているわけです。なお、映画からこの部分を取り出したビデオがYouTubeに上がっています。興味のある方はお早めに。


この記事はMixiの[本日の英会話表現]コミュの、「音符を英語で」というスレッドに投稿した記事を元にしています。

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コメント(1件)

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日本でもちゃんと“ド”は移動しますよ。
絶対音階は“ハニホテトイロハ”で表現します。
誰もがしってることですが“ハ長調”は英語で言うところの“C major”です。
これも基礎知識ですが、ジャズのブラス(ホーン)セクションなどで使用されるトランペットなどは Bフラット を“ド”と表現します。
“ドレミファソラシド”はトナリティによって移動し、絶対音階は“ハニホヘトイロハ”で表現する、ということは、中学か高校の音楽などで習う程度の基礎知識のはずです。
hitobot
2009/01/27 21:24

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