リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記

アクセスカウンタ

zoom RSS "Bowel Movement"

<<   作成日時 : 2007/10/20 20:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

ここシアトルは陰鬱な冬に本格的に突入したようで、今日などヒョウが降りました。


さて、誰かが、"How's your bowel movement?"とあなたに聞いたとします。実はこの質問は医者、看護婦など、医療関係者から聞かれる可能性が高いのですが(ヒント)、さて、これはどういう意味なのでしょうか?「母音の動き」?口の動きのことかな、と思ったあなた。いやいや、"bowel"であって、"vowel"ではありません。残念でした。

"Bowel"とは「腸」の意味です。同じ意味の別の語として"intenstine"があります(どちらも通常複数形で使われます)。ですので、"bowel movement"は表向きは「腸の運動」という意味になります。しかし、健康な人であれば本人が自覚していようとしていまいと、腸は摂取した食物を消化吸収するためにほぼ常時動いているはずです。なので、「腸の運動は?」と聞かれても、「はぁ?」 と言いたくなるわけですが (…実はそういうリアクションをした経験があります)、これは実は婉曲表現で、「排便の方はいかがですか?」という意味なのです。

もっと平たく言うと、「便秘してませんか?」、「下痢してませんか?」、「定期的に排便してますか?」といったことを聞いているわけです。


婉曲 (euphemism)とは、直接的に表現するのが何らかの理由ではばかれるときに、別の手段で間接的に表現することです。英語で婉曲の対象になるのは主たる三種は:

  • 排泄に関すること
  • 性に関すること
  • 神に関すること

です。また言い換えの方法も多数あります。婉曲表現は間違いなく言語の表現の幅を大きく広げていますが、それと同時に、我々外国語学習者の頭痛の種ともなっています。


ここは意見が分かれるところかとは思いますが、外国語として英語を学ぶ立場からすると、この三種類の中で一番厄介なのが排泄に関するものではないでしょうか?というのは、性に関することも、神に関することも、ひとまず避けることが可能なのに対して、排泄に関するものはそうはいかないからです。英語を母国語として学ぶ人は、子供の頃から排泄に関する表現に親しむわけですが(子供はウンチとかそういう話題が大好きですよね)、外国語として学ぶときはそうもいきません。


排泄関係の表現だけでも非常にたくさんありますが、今回は基本的なところをご紹介しておきましょう。

「排泄する」という意味の一番無難な表現は、"go to the bathroom"です。これはニュートラルな表現で、よほど格式ばったような状況でもなければ、使って大丈夫です。この表現では排尿か、排便かは区別されません。

面白いのは、この表現を動物が排泄するときにも使うことです。動物に関して"go to the bathroom"と言った場合、その動物用のトイレがあるのかというとそうとは限らず、単に、排泄する、という意味で使われている可能性もあります。

では、排尿か排便か区別する必要がある場合は、というと、前者に"pee"、後者に"poop"を使うのがよいでしょう。これらはどちらも名詞としても動詞としても使われます。また、どちらも幼児語ですので、"go to the bathroom"ほどのニュートラルさはありません。しかしそれでも卑語ではないので、くだけた友達どおしの会話では問題なく使えます。

ちなみに、お隣のカナダでは"bathroom"ではなく"washroom"と呼びます。

また機会があれば、こういった表現を取り上げたいと思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
シアトルに冬来たりなば
リンガ・エスプレッソのヤスロウです。先だっての「地上最強の美女」という記事で、「奥様は魔女」ことBewitchedを話題に上げましたが、サム講師のブログに10月21日付で投稿された、新しい記事がちょうど"Bewitched"でした。そちらもあわせてご覧下さい。 前回の「"Bowel Movement"」でも少し触れましたが、ここシアトルも遂に冬に突入したようで、さえない天気が続いています。上の地図をご覧いただければ分かるように、シアトルはアメリカ西海岸上にあり北の隣国カナダとの国境の比較... ...続きを見る
リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記
2007/10/23 11:26
*宇宙空母ギャラクティカ その2
リンガ・エスプレッソのヤスロウです。 さて、今回は「宇宙空母ギャラクティカ その1」に引き続きて、「その2」をお届けしたいと思います。前回触れ損ねたことで、本題に入る前にお話したいことがあります。「宇宙空母ギャラクティカ」 (BSG)は間違いなくSF作品ですが、SFらしい宇宙飛行機や他の乗り物、あるいはその間の戦いが話の主体だと思っていると、それは大間違いだ、ということです。もちろん、CGを駆使したリアリスティックな戦闘シーンが目を奪うことは間違いありません。しかし、それは表面に過ぎない... ...続きを見る
リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記
2009/02/06 08:26

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
"Bowel Movement" リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる