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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。 サム講師のブログに、新しい記事、"Nova"が上がっていますね。もうご覧になりましたか?最近倒産したNovaの内情を、講師の側から綴っているので、興味深いのではないかと思います。是非ご覧になってください。 さて今回は、以前「綿棒」で予告した、「糞シリーズ」を扱います。(のっけからこんな話ですみません。) 日本語では「目糞」、「耳糞」、「鼻糞」、と、全て「〜糞」と実に分かりやすく、かつ一貫した表現を使います。これは日本語を知らない人には大変に面白いようで、話のネタとして重宝します。 そんなことはさておき、これらを英語でを言うとそれぞれどうなるかわかりますか?これらは、人間であるなら誰にでも馴染みがあるものであるにもかかわらず、英語でどう言うかは意外に日本人には知られてないのではないかと思います。 答えは以下の通りです: 英語では日本語のような表現の一貫性はないようですね。(勝ったっ!、とか思いません? いくつか補足します。 「目糞」の表現のうち、"sleep"は婉曲表現です。Merriam-Webster Online Dictionaryでは語義の4番目としてあげています。この語については、後日また記事を出します(実は当初ここに入れてたのですが、あまりに脱線しすぎたので別記事に分けました)。 "booger"の発音は、"oo"を[u:](長母音)と読むか("pool"のように)、[u](短母音)と読むか("book"のように)で二通りあります。これらの発音の違いが、単なる音の長さの違いでないことは、読者の方はよくご存知かと思います。我々にとって都合のいいことに、この語についてはどちらの発音でもよいようです。 また、"booger"は、乾いたものを指しますが、日本語の「鼻糞」もそうですよね?そうでない場合は"mucus"という語が使えます。この語は「粘液」という意味ですので、「タン(痰)」を指す語としても使えます。「痰」を直接的に指す語としては、"phlegm"があります。発音は[flem] ただ、我々が「鼻水」という語を使うのは、「鼻水が出る」ということを表現したい場合がほとんどではないでしょうか。その場合は、"I have a runny nose."、あるいは"My nose is running."と表現します。日本語と英語で表現の「軸」が違うのが興味深いですね。「鼻が詰まっている」という場合も、"running/runny"の代わりに"stuffed"を使って同様に表現します。 "mucus"といういう言葉はやはり医療関係の文脈で使われることが多いと思います。アメリカでは"mucus relief"("mucus"を除くこと)を効能に謳うMucinexという薬の宣伝がTVや雑誌媒体で最近活発に行われています。"Mucinex"という名前が、"mucus"という言葉から来ているのは明らかでしょう。ただ、この場合は、日本語で「痰が絡む」という状況を改善することを指しているようです。 "booger"という語は面白い語で、「鼻糞」という意味以外に、"bogeyman"と同義とされています。この語を、ランダムハウス英語辞典は、「ブギーマン:魔力を持つ想像上の性悪のお化け;特に悪い子供をさらっていくとされる小鬼をいい、子供を脅すのに用いる」と定義しています。この語は綴りに上に上げた"bogeyman"以外に、"boogyman", "bogyman", "boogeyman"のバリエーションがあり、第一音節の母音も、"booger"同様、[u](短母音), [u:](長母音)である場合に加え、[ou](二重母音)と発音される場合もあるようです。Wikipediaの"bogeyman"の項には、この語の興味深い語源が出ています。 さて、これら「糞」系の言葉が、どのような状況、どのような相手でも使える、ニュートラルな表現ではないことは、皆さん想像つくかと思います。それは日本語でも、「島課長、鼻糞が課長の鼻の穴からコンニチハしてますよ。」とは通常言わないのと同じです。 直接的に言うのは、よほど親しい仲でもなければ憚られるわけですが、状況的に指摘せざるを得ないようなときには、"something"を代わりに使うことができます。例えば:"There's something in your right eye."のように。こういった表現は、一緒に食事したときに、相手の歯に何かが挟まってしまっているのを指摘するようなときにも使えます。 また、「鼻(糞)をほじる」というのは、"pick one's nose"という表現がありますので、"booger"を使う必要がありません。もっとも、"pick ... "を使う間柄なら、もともとある程度は親しいのでしょうけど。 さて、関連して日本語では「目糞、鼻糞を笑う」という表現がありますね。これは、「大差がないこと」を意味し、同様の表現としては、「五十歩百歩」や「どんぐりの背比べ」があります。 これの同様の意味の英語の表現には"A miss is as good as a mile"があります。 The Oxford Dictionary of Proverbsは、本来の文構造が省略により失われているとし、"An inch in a miss is as good as a mile"に相当する文構造の例文を挙げています。これは、「1インチはずれたら1マイル外れたのと同じ。」という意味です。 TheFreeDictionaryは以下のような例文を挙げています:"I've tried to reassure him that he only failed by three percent but the way he sees it, a miss is as good as a mile."(わずか3パーセント及ばず失敗しただけ、と彼を慰めようとしたが、彼にとっては失敗は失敗だった。) ちなみに、私はこの「目糞、鼻糞を笑う」という表現が大好きです。誰が思いつたのか知りませんが、そのイマジネーションは素晴らしいと思っています。この表現が定着したのも、日本語ではどちらも「〜糞」と表現するからででしょう。日本語に詳しくない人に、もし「〜糞」シリーズについて話をするなら、是非この諺を取り上げて話をしめくくって下さい。 |
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目糞からモンキーズから『パイレーツ・オブ・カリビアン』へ
リンガ・エスプレッソのヤスロウです。ここシアトルではここ数日風が強く雨も激しく降りました。気温もかなり落ちて、ひょっとしたら雪も?とも思ったのですが、今日(ここの日付で12/3)の夕方に落ち着いたようです。ところで、ここのところリンガ・エスプレッソのウェブサイトの内容を充実させようとがんばっているのですが、ちょうど生徒さんお二人から新たに「生徒さんからの声」をご寄稿いただきましたのでそれをウェブサイトに追加しました。現在以前からあるのと合わせて計3人分あります。よかったら一度ご覧になってみ... ...続きを見る |
リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記 2007/12/04 18:48 |
「これを見て泣いてください」について
リンガ・エスプレッソのヤスロウです。今回はお約束どおり、前回の「これを見て泣いてください」の続編です。まずは前回のビデオ、すなわちBritain's Got Talentというイギリスの「のど喉慢」素人勝ち抜き番組で、いずれは優勝するPaul Pottsが最初に登場したときのビデオを再掲しておきます。 このいかにも朴訥な感じのするPaulですが、普通のアメリカ人がPaulの容姿を目にしたとき、最初に気になるのは何か想像がつきますか?—答えは、彼の歯並びの悪さです。アメリカでは... ...続きを見る |
リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記 2007/12/16 18:04 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
難しいです m(。≧Д≦。)m・・something を使うことにします。 |
yellow 2007/11/26 23:05 |
今回のメイン・テーマの語彙は、確かにあまり使う機会はないかもしれません。ただ、"ear wax"なんかは特に避けるべき単語でもないように思います。 |
ヤスロウ 2007/11/26 23:36 |
「ご堪忍」ではなく、「ご勘弁」ですよね。失礼しました。 |
ヤスロウ 2007/11/27 00:06 |
やはり、ダイレクト派ですか・・仕方ないですね。別に持って回ってなくていいのです、も少しやんわりとでしたら・・まあ、ヤスロウさんの持ち味という事で、楽しませていただきましょう!!皆さん一言でもコメントしてくださるといいのに、先ずは投票ね !! |
yellow 2007/11/27 08:47 |
そうです、是非投票お願いしま〜す。 |
ヤスロウ 2007/11/28 10:44 |
今気づいたのですが、コメントの中で、「ランキング」のつもりで「ラインキング」と書いていますね。何でそんなことをしたのかよくわかりませんが、いずれにせよ誤りです。訂正します。 |
ヤスロウ 2008/01/10 15:10 |
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