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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。 前回の「クリスマス」で、アメリカにおけるクリスマス一般についてお話しました。ご存知のとおりクリスマスはキリストの生誕を祝うイベントですので、キリスト教徒のものです。日本では、キリスト教徒でなくても平気でお祝いしますが、それは宗教に対する意識がもっとはっきりしているアメリカでは奇異なことです。 しかし、この年末、キリスト教徒ではなくてもクリスマス以外の祝いごとがあります。今回はこれについてお話しましょう。 資料によると、アメリカ全体の2.2%がユダヤ人(Jews)、あるいはユダヤ系のようです。しかし数でいくと、Wikipediaによれば、世界ではイスラエルのユダヤ人(531万人)についで、ほぼ同数のユダヤ人がアメリカにいる(528万人)ことになり、ユダヤ人から見るとイスラエル以外でアメリカは世界で最大の入植地ということになります。彼らの大半がユダヤ教(Judaism)信者ですが、彼らは11月から12月末にかけてのうちの8日間、Hanukkah Menorah ところで、Menorahにはこの他に七股のものもありますので、英辞郎の定義は不正確です。(ついでに言うと、一般に、英次郎の定義には、不正確なものや、語義の分け方に問題があるものが散見されますので、使用には注意が必要です。) この時期のお祭りとしては他に、12月26日から翌年元旦までのKwanzaa これが黒人の民族帰属意識の向上を狙った意図があったことは明らかです。しかし、悲しいかな、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人たちは、彼ら自身の言葉を使うことも、自分たちの祭祀も禁じられ、これらの知識は急速に失われました。二世代も経てば、完全に失われているのですから、それよりずっと後になって、唐突にアフリカの豊穣祭を持ってきてお祝いしましょう、と言っても、無理があると思うのです。そもそも、アメリカの黒人奴隷の大半が西アフリカから連れてこられたのに、東アフリカのスワヒリ語語源の名のお祭りを祝う、というところからして無理があります。 おそらくはそういう事情もあって、Kwanzaaはアメリカの黒人のわずか13%によって祝われているに過ぎません。 たまたまテキサス在住の友人が、ダラス郡のコミッショナーJohn Wiley PriceがKwanzaaについて書いているのを紹介してくれましたので、よろしければご覧下さい。30秒のオーディオつきです。 次回は、ちょっとタイミングを逸した感もありますが、なぜアメリカでは"Merry Christmas!"という表現の代わりに、"Happy holidays!"という表現が推奨されるようになったか、という話をしたいと思います。 |
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"Merry Christmas"ではなく"Happy Holidays"
リンガ・エスプレッソのヤスロウです。今回は、「クリスマス」、「ハヌカーとクワンザ」、と続いてきた「年末イベントシリーズ」の最終回です。前提の知識を予め提示しないといけなかったので、過去の2回の記事を書いたのであって、実はこの記事が一番書きたかったことだったりします。 アメリカを理解する上で重要なキーワードが多様性(diversity)です。ご存知のとおりアメリカは移民の国であり、異なるバックグラウンドを持つ人たちが平等な立場のもと、仲良くやっていくためには、お互いを尊重せざるを得ません。... ...続きを見る |
リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記 2007/12/25 07:09 |
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