リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記

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zoom RSS アメリカの猫はビスケット作りがお好き

<<   作成日時 : 2008/01/18 15:54   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

前回の記事で予告したように、リンガ・エスプレッソのウェブサイトに、新しい講師3名の情報を掲載しました。折りしも新しい生徒さんをお迎えし、彼女たちに早速活躍してもらうことになりそうです。


ところで今回のタイトルを見て、「なんのこっちゃ?」と思われている方は多いでしょう。大丈夫です、読み進めて頂ければいずれ納得してもらえますから。


もし誰かが"The cat is making biscuits." 「ビスケットを作っている」と言ったら、どういう意味か分かりますか?

これは猫の習性の一つで、心が満ちているときに、前足で交互に柔らかい表面を押す動作を指します。具体的動作については、以下のビデオをご覧下さい。

このビデオに出ているのは子猫ですが、成長した猫でも普通にやる習性です。

日本語でなんと呼ぶか私は知らないのですが、英語でのちゃんとした呼び名は"kneadingです。動詞の"knead"は、パン・ビスケットの生地(dough)や粘土を「こねる」という意味です。発音は、[ni:d]と"need"と同音Audio Iconになります。鉛筆画(pencil drawing)や炭筆画(charcoal drawing)を描く際に必要不可欠の「ねりけし」こと「練り消しゴム」は"kneading eraser"と呼びます。

なぜ"make buiscuits"でこの習性を表すかは明らかで、その動作が生地をこねる動作に似ているからでしょう。それ以外にも"make dough", "knead dough"という表現も聞いたことがあるように思います。

なぜkneadingをするのかについては、野生に生きた先祖が地面や草をそうやって踏み固めて休む場を作った習性の名残りであるとか、赤ん坊の頃母親の乳房をそうやって刺激して母乳の分泌を促進した名残であるとかいう説を、Wikipediaはあげています。

関連して、犬・猫のような四足動物の足のことを"paw"と呼びます。人間だったら"foot"に相当する部分です。脚の"leg"とは区別してください。


ところで、哺乳動物の乳首のことを"teat"と呼びます。人間の女性のオッパイのことを俗語で"tit"と呼びます(通常は2つあるので"tits"と複数形になります)。これらは同じ語源から来ていますが、通常区別して使われます。哺乳瓶の先端にはゴム製の乳首状のキャップが使われいますが、これもイギリス英語では"teat"と呼ぶようです。アメリカ英語では"nipple"のようです。"Nipple"は人間の乳首を指すのにも使われます。


さて、私はシアトルについてしか詳しくないので、アメリカの他の地域について同じことが言えるかどうかは分からないのですが、全般的に日本に比べると大型犬を好む傾向が強いように思います。シアトルは全般的に"pet-friendly"(ペットに対して友好的)であり、アパートでもペットを飼うことを許しているところが多くあります。これは、ピッツバーグから引っ越してきてアパート探しをしているときに顕著に感じました。

ただし、その代わり預け金(deposit)を増額しなくてはならなかったり、あるいは月々の賃料を増額しなくてはならなかったりします。バスにも平気で犬と一緒に乗り込んでくる人がときどきいます。しかし、特に運転手からお咎めはないようです。大掛りなペット専門店チェーンのPetcoの店舗もあちこちにあります。普通の食料品店チェーン(ここシアトルではQFCSafeway)でも、犬・猫のエサや関連用品は普通置いています。


では、もし犬や猫のペットが欲しくなったら?もちろん上に触れたPetcoのようなペット専門店に足を運ぶのが一つの手になりますが、もう一つの方法がanimal shelter(動物愛護ホーム)から引き取ることです。Animal shelterは、飼い主のいないペットを保護する慈善機関で、活動の一つとして希望する人にペットを譲っています。このとき、人が(飼い主のいない)ペットを"adopt"する、と表現します。「養子に取る」からの表現です。

このとき、そのペットが不妊手術済みであることが通常要求されます。雌に不妊手術を施すことを"spay"、雄に去勢手術を施すことを"neuter"といいます。どちらも動詞です。私の自宅の比較的近くにあるanimal shelterの不妊手術のページが参考になるかもしれません。

このどちらの場合にも使える"fix"もあります。ちなみに、この表現の背後にある考え方が私は個人的には嫌いです。"Fix"(直す)などというと、生殖機能があるのが何か誤っているかのようですが、それは馬鹿げた話です。生殖機能があるのが動物として本来正常な状況なのであり、それを意図的に損なうようなことをするのは、人間の勝手な都合に過ぎません。もちろん、飼い主のいない動物が多すぎるという現実を前提にするのであれば、そうせざるをえないわけですし、それがその動物のためであるというのは事実です。しかし、そういう状況をそもそも作り出したのはほかならぬ人間なのです。"Fix"などという言葉でまるでいいことをしているかのようなごまかしをするのは嫌ですね。


さて、雄が去勢手術を受けると、睾丸(testicles)を失うわけですが、なんと、そういった雄用の偽睾丸であるNeuticlesという商品があります。いえ、冗談ではありません。馬鹿馬鹿しいにもほどがあると私は思うのですが…。詳しくはNeuticlesのホームページをご覧下さい。3Dワイヤフレーム図まで用意されています。


ペットに対する安楽死は、日本よりずっと高い確率で行われているのでないかと思います。「安楽死」は"euthanasia"Audio Icon、「安楽死させる」ことを "euthanize" Audio Icon"と言います。しかしこれらはいわゆる"big word"(仰々しい言葉)であり、会話では通常"put him/her to sleep"、あるいは"put him/her down"と表現します。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
タイトルに惹かれてきたものの・・いつもながらに勉強になりました。kneading は、確かにおっぱいを飲んでる時の赤ちゃんのしぐさに似てますね、可愛い!  adopt・・まさに家族として受け入れる気持ちからなのでしょうね・・その先の euthanize はやはり人間の都合でしょうか・・考えさせられます。
yellow
2008/01/18 23:52
安楽死は、ペットが癌などで苦しんでいるときにはしょうがないとは思っています。私は人間に関しても安楽死は積極的にやるべきだと思っていますので。

しかし、一部の人間の無責任な行為の結果、動物たちの状況が悪くなっているのには我慢ならないものがありますね。こういう人たちに限って、自分たちのことを動物愛好家だとか思っていたりするので、たちが悪いです。
ヤスロウ
2008/01/19 04:48
また勉強になりました。ここに出てくるような単語、自分ではまず調べませんから。
僕のまわりにはけっこう本当の意味での動物愛好家さん達が多くて(僕は違うけど)、だから日本やアメリカでの動物達の悲しい状況もよく聞きます。
今回の記事にも出てきている人間の身勝手さを何度も読むにつけ、僕ははっきり言って「かわいいから」「自分が寂しいから」といって動物を「買う」のが大嫌いです。たとえ「子供の教育にいい」などの側面があるとしても、今ひどい扱いをうけている動物達の数を考えると、マイナス面のほうが多い気がします。上記のプラス面も、結局人間の都合ですから。
「生きるための最小限の」狩猟や、身体に障害のある方々への助けとして動物の力を借りるのは好きなんですけどね。
こういち
2008/01/19 06:11
こういちさん、全くそうですね。激しく同感です。
ヤスロウ
2008/01/19 06:17

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