リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記

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<<   作成日時 : 2008/03/04 12:45   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

このブログを昨年7月に始めてから、雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、3日に1回の更新ペースを堅持してきたのですが、ついに崩してしまいました。楽しみに待っていておられた方(そんな奇特な方がいらっしゃったら、ですが)、どうもすみませんでした。

最近新しい生徒さんのいらっしゃる頻度がぐっと上がりました。ありがたいことなんですが、レッスンが軌道に乗るまでは私の仕事量が多いため、つい更新時期を逃してしまいました。…というのが私の言い訳です。

その代わりというわけではないんですが、Mixiで私のプロファイル経由でこのブログをご覧になっている方は、ここの記事だけではなく、サム講師のブログの記事も合わせて表示されるようになったことにお気づきかと思います。他の講師のブログも始められ次第合わせてご紹介していきたいと思っています。

サム講師のブログというと、新しい記事"Winter Storms!"が上がっています。まだの方は是非ご覧下さい。よろしければ、コメントも残してあげてください。


さて、「『メタボ』と米国の肥満問題」という記事を最近書きましたが、今回はその続編です。

最初は前回紹介できなかった、表現から行きましょう。

まず、基本的なところから。「太っている」という表現は "fat" という形容詞が、普通に日本で英語を学んだ日本人にまず思いつく言葉ではないかと思います。しかし、特に他人に対する形容としてはこれは直接的過ぎる上に、fat=badというコノテーションもありますから、避けることを強くお勧めします。まぁもっとも肥満は、特にその本人にとっては微妙な話題なので、必要がなければ一切触れないのが無難といえば無難なのですが。

"Fat" より受け入れられやすいのが "overweight" という言葉(形容詞)です。自分のことについて語るときも、 "fat" よりも "overweight" を選ぶ人の方が多いのではないかと思います。 "obese" はより深刻な肥満な人を指す形容詞です。前回も触れたBody Mass Index (BMI) の定義でも、 "overweight" と "obese" を異なる肥満度を表す言葉として使っています。"Obese"の名詞形はobesityで、この語が「肥満」を意味する単語として最も普通に使われるのではないかと思います。


さて、肥満が直接的に話すのが憚れるような話題であるなら、それはつまりそれを表す婉曲表現 (euphemism)が多いということでもあります。肥満は通常魅力的であるとは思われませんので(いわゆる「デブ専」のような人もいますが)、恋人募集広告(personals)を見ると、肥満をごまかそうとする表現がてんこ盛りです。

"A little chubby" (ちょっとぽっちゃり)、"plump" (丸々とした)…などと言うのを見ても、字面に騙されないように。こちらの感覚で普通だと思われる体型ですら、場合によっては日本人の普通の感覚では肥満体と見なされるのです。そこから外れようものなら、日本人の感覚では、ちょっとどころではなく完全無欠の肥満体です。

"Curvy"(曲線がある)も曲者で、本当にメリハリのある美しい体型を指すに使われることがあるのも事実ですが、特に恋人募集広告で使われたときには、肥満だと言っているのだと取りましょう。"Rubenesque"という言葉(形容詞)は、フランスの画家 Rubens が肥満の女性を好んで描いたことから来ています(写真)。今風の言葉で言うと、彼は「デブ専」だったわけですね。ま、 "Rubenesque" も要は肥満だと言うことです。


恋人募集広告に特によく出てくる不思議な表現が "BBW" です。これは通常 "Big Beautiful Woman" の略だとされています。これも要は肥満という意味です(一刀両断)。私の性格をご存知の方は想像つくかと思いますが、私はここにあげたようなごまかし表現は嫌いです。しかし、この表現は特に大嫌いです。

"Big"はいいとして、"beautiful" をいれずにはおられない根性がムカムカくるのです。自分が本当に "beautiful" だと心底確信して、他の人もそれを認めてくれるものだと思っていれば、それをわざわざ周りに言って回りますか?そんなことはしません。当然そうだと思っていれば、そんな必要など感じないはずです。自分自身そうだと思えてないから、そう言わないと人がそう思ってくれないと思っているから、自分で自分をことさらに "beautiful" と呼ばずにおれないのです。これが理解できず、これをポジティブ・シンキングだと主張する人がいますが、とんでもない勘違いで、実は全く逆なのです。この語を見るたびその背後にある考え方の馬鹿馬鹿しさにうんざりします。


"BBW" の最初のBの"big"は単独で、肥満を婉曲的に表現するのに使われます。"She is big." のように。ただし、こう言ったとき、必ずしも肥満の意味とは限りません。例えば、胸が豊満である、ということを婉曲的に言っているのかもしれません。"He is big." と言ったときに、どういう意味なのかを考えるのは読者の演習問題にしておきます。ヒント:「彼は田原俊彦である」ではありません(…ちょっと古いか)。

他の比喩表現としては、"a few extra pounds" (2, 3ポンド余分)、"more to love" (余分に愛せる)、などがあります。特に後者などもう、はいはい、としか言いようがないような表現ですね。関連して、"love handles" は興味深い表現で、これはわき腹の贅肉を指します。"spare tire"ともいます。


上で、我々の基準で彼らを見たら、という話をしましたが、逆はどうなのでしょう?アジア人は "skinny "、あるいは "super skinny" だと一般に思われています。"Skinny" は "slim" よりさらに細さの程度が高いと考えればよいでしょう。


また長くなってしまいました。まだまだ話は続きますが、それは次回のお楽しみ、ということで。

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2008/04/24 21:46

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今回もヤスロウさんのムカッ!が見えるようで、面白かったです。確かに日本人の尺度では考えられない大きさですよね、初めてそういう人に遭遇した時の、衝撃!あの肉付きが信じられませんでした。(トイレは大丈夫なの?って心配しましたね・・)
love handles や、spare tire はまだ可愛い?
美の感覚は時代によって異なるようですし、お国柄もあるようです、自分はBBWって思える人は幸せ!
待ってました!!
2008/03/04 22:48
Yellowさん、いつもコメントありがとうございます。

そうですね。確かに肥満の人は超肥満ですから…そういう人が食べ放題でもくもくと食べつづけるのをみると、言っちゃ悪いですけどぞっとします。
ヤスロウ
2008/03/07 15:00
日本とアメリカで、「私、これだけ痩せました!」の広告をみると、そのレベルの違いがすごいです。まじめに「ケタ」が違う!5キロと50キロ、みたいな。
ヤスロウさんがこんなに恋人募集の広告に詳しいのは、英語表現を拾っていくためですか?
こういち
2008/03/08 04:59
そうですね〜。こちらの痩身サロン(Jenny Craigとか)やジムのスタッフも、月に10ポンド痩せることを勧めてたりして、私には異常に思えます。私は、やはり月に1キロか多くても2キロ程度のペースがいいと思っているので。

もちろん、こういちさんのような読者の方に楽しんでいただけるように、情報集めをしているのです。他の目的は一切ありません。ええ、ありませんとも。いやだから、ないんですってば。
ヤスロウ
2008/03/08 05:09

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