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zoom RSS 宇宙空母ギャラクティカ その2

<<   作成日時 : 2009/02/06 08:26   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

まず前回の「宿題」を片付けましょう。先だって行われたSuper Bowl XLIIIのハーフ・タイム・ショーで、Bruce Springsteen and the E Street Bandが演奏を披露しました。実はこのThe E Street BandのドラマーのMax Weinbergが、Late Night with Conan O'Brienのお抱えバンド(house band)である、The Max Weinberg 7を率いているのです。スーパー・ボールでの演奏の準備のため、Maxはその前の一週間ほど、Late Nightをお休みしていました。ね、意外なつながりでしょ?


さて、今回は「宇宙空母ギャラクティカ その1」に引き続きて、「その2」をお届けしたいと思います。前回触れ損ねたことで、本題に入る前にお話したいことがありますので、まずはそれから。

「宇宙空母ギャラクティカ」 (BSG)は間違いなくSF作品ですが、SFらしい宇宙飛行機や他の乗り物、あるいはその間の戦いが話の主体だと思っていると、それは大間違いです。もちろん、CGを駆使したリアリスティックな戦闘シーンが目を奪うことは間違いありません。しかし、それは表面に過ぎないのです。新BSGが高い評価を得ているのは、そういったSF的設定の中で、実は我々の日々の生活に直接関係するような問題を扱っているからです。

例を二つ上げます。どちらも、オリジナルBSGと異なり、新BSGでは、サイロンの中には、人間と見た目が全く変わらないのがいる、ということになっていることがキーになっています。

見た目区別できない「人」が突然攻撃を仕掛けてくるかもしれない、というのは、9/11以降アメリカや他の西側諸国の人を恐怖させているテロ攻撃の危険を想起させずにはおれないでしょう。

また、見た目区別できないだけではなく、話が展開するうち、サイロンと人間との間にハーフの子供まで産まれます。機械だと見なしているうちは、自らとは明らかに異なる存在です。しかし、交配も可能なのだとすると、この区別の線は曖昧になってきます。

このとき、受け入れを希望するサイロンがいれば、それをどう扱うべきなのか、という話は、我々にとってのracism (人種差別)やxenophobia (外国人恐怖症)との類似点が頭に上らない方がおかしいでしょう。

このようにSF作品でありながら、扱われているテーマは実に今日的であるところが、BSGに深みを与えています。


さて、英語の観点から新BSGに関して、前回では"frak"という単語を取り上げました。今回は、神の扱いを取り上げたいと思います。

この番組の世界では、人類は多神教を信じていて、サイロンの方が一神教を信じていることになっています。ですので、人類の側が喋るとき、英語で通常"God"と表現するところで、"Gods"と複数形になります。英語で通常、"Oh, my God!"というような状況で、"Oh, my Gods!"となるわけです。私は当初このことを知らず、「ありゃ?今"Gods"って言わなかったか?聞き違えたかな?」とか思いながら頭をひねっていました。これも、前回の"frak"と同様、慣れるまではかなり奇妙に感じられます。

これのいい例が見つからなかったのですが、以下のビデオで、最後の最後で、 Colonel Tighが、"Thank the Gods!"と言っているのがお分かりいただけると思います。これのもとになっている"Thank God"については、つい最近の我々のポッドキャストの回でも話題になりましたね。

余談ですが、このColonel Tighの"Thank the Gods!"に対して、Commander Adama(彼は後にadmiralになるのですが、この時点ではまだcommander)が"Say that again."と言っています。これは、もちろん、「もう一度言え。」と言っているのではありません。"You can say that again."がつづまったもので、「もう一回言ってもよい」⇒「全くその通りだ。」という意味です。


このBSGの世界での宗教と、現実の宗教との関連は大変興味深く、Wikipediaはそれ専用の独立した項目を立てているぐらいです。興味のある人は読んでみてください。私には、第2シーズン以降オープニングで歌われる外国語の歌詞が、サンスクリット語による「リグ・ヴェーダ」のマントラ(真言)から取られているというのが興味深かったです。このビデオでそれを聞けますが、これは本当のオープニングではなく、素人がいろんなビデオ(オリジナルのオープニングも含めて)を寄せ集めて勝手に作ったものですので、それに注意してください。

英語版のWikipediaではなんとBattlestar Galacticaのカテゴリがあり、さの中にさらにサブカテゴリまであります。いかに人気があるかかの証しではないでしょうか。前回話題にした"frak"の項までありました。


現在進行中の第4シーズンのプリビューを以下にお見せします。


ところで、この新シリーズの方でAdmiral William Adama役で劇中ではいぶし銀の渋い演技を見せるEdward James Olmosですが、どうやら屁コキ虫のようです。以下の第3シーズンのNGシーン(英語では"bloopers")の9分過ぎくらいから見てください。

彼は「うんこする」という意味で、"take a dump"や"shit"という表現を使っています。どちらも露骨な表現で、お上品なレディーが口にすべきものではありません。無難な表現は、「"Bowel Movement"」にも書いた、"go to the bathroom" です。もちろんんこれでは「大」か「小」かわからないわけですが、そんなことまで言わないのがマナーです。言えば、"Too Much Information" の意の、"TMI"と言われるかもしれません。

ただ、必要があれば、"number one" (=「小」)、"number two" (=「大」)、という婉曲表現があるにはあります。

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宇宙空母ギャラクティカ その1
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