リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記

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<<   作成日時 : 2009/02/15 19:35   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

二講師が新しいブログ記事を公開しています:リナの "The Long Way Home" とサムの "Giri-Choco" です。興味がある方は是非ご覧下さい。

以前もお知らせしましたが、Mixiにリンガ・エスプレッソのコミュができています。今日コミュのオフ会もあったようです。公開イベントについてのご相談をそこでさせてもらったりもしています。もしまだ加入されてない方は是非ご加入ください。


さて、オンライン、オフラインをとわず、プライベート・レッスンを提供する英語学校には、市販テキストを使用せず、オリジナル教材を使用することを謳っているものがあります。なかには、生徒一人ずつのニーズに合わせて別途オリジナル教材を用意する、とまで言っているところがあります。

こういった教材は無料で提供されることが多く、生徒の方から見ると、市販テキスト購入のための費用がかからない分お得感がある上、自分のニーズに合わせてくれるのであれば、いいこと尽くめのように見えるのではないかと思います。

この記事では、オリジナル教材が生徒の立場から本当によいことなのかどうなのかを検証してみましょう。


まず、本質的に欲しい内容の市販テキストが存在していない場合があります。この場合は、オリジナルの教材を用意するしかありません。

これのいい例が、時事問題に関する英語の知識を深めたい場合です。時事英語のテキストは存在しますが、本当に今旬の話題を材料にしたいのであれば、これは自前で用意せざるをえません。市販テキストとして発売される頃には、内容が古くなってしまっているからです。

また、相当する内容の市販テキストが存在しないような、革新的内容の場合、これもオリジナル教材を用意しなくてはなりません。以前、「日本人男性がアメリカ人女性と仲良くなるには」という内容の公開イベントを行いましたが、もしこれをさらに踏み込んでコース化するなら、これのテキストは我々で独自に書き起こさないといけないでしょう。

ただし、「革新的」というような主張は、この業界ではしばしば聞かれますが、眉に唾して受け取るべきです。十中八九、既にあるものに新しい名前を付けているだけでしょうから。


ちょっと冷静に考えてみると分かるように、テキストを編纂するのは生半可なことではありません。まだ、内容が基本的に独立しているものを寄せ集めたようなものならば扱いやすいのですが、膨大な量(例えば会話での応用を想定した英文法全体)を、順序立てて、系統的に提示などしようとするなら、一大プロジェクトとなるでしょう。

ここで私はSide by Sideのようなシリーズを念頭に置いてお話しています。こういったテキストでは、例えばBook 1が終わった段階で、文法事項のみならず、特定の範囲の語彙や表現が網羅されているように配慮されています。また、発音に関しても同様です。このような、網羅性やバランスはあらかじめ綿密な長期的プランを立てないと実現しようがありません。また、よいテキストでは、生徒が飽きないようにする工夫、あるいは記憶に残りやすいようにする工夫も随所に凝らしています。

こういったテキスト編纂の労力は、小規模スクールレベルではとても割くことができないでしょう。印象的な写真一つで記憶の効率は変わってきますが、この一枚の写真を探すためにも、かなりの労力がかかるのです。ですので、そういったスクールでオリジナル教材を謳っていても、定評のある市販テキストには質の面でとても及ばない、と判断するのが妥当でしょう。定評があるテキストは、定評があるだけの理由があるものです。

市販テキストを購入すればその分費用が発生します。しかし、テキストのよしあしは学習効率を大幅に左右します。その本を利用することで、学習効率が2倍になるとすると、それは無駄な出費でしょうか?うまく自分のニーズにマッチしたものがあるのなら、生徒さんの立場からも市販テキストを使う方がずっと効果的なのです。

このような理由で、リンガ・エスプレッソでは、個々の生徒さんのニーズや性格まで念頭に置きながら、可能な限り市販テキストを利用するようにしています。ただし、生徒さんによっては、必ずしもテキストを最初から順に進めるのではなく、必要な部分のみ飛ばし飛ばしカバーしたり、あるいは、生徒さんの弱点をさらに強化すべくピンポイントの教材をご用意することはあります。


ただし、大手スクールだと、その「腕力」にものを言わせて、市販テキストに匹敵するだけの労力を割いてオリジナル教材を作ることもあるようです。それが内容面においても、市販有名テキストに匹敵するかどうかは私には判断できません。

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コメント(6件)

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ほんとうに、いいものはその道にプロにまかせて、でできあがっったそのいいものを使うっていうのが効率的ですよね。
僕の友人の日本人の子は、アメリカの大学院での修士過程の勉強がすべて「英会話教材の開発」というテーマだけでおわりました。それだけ難しいものだと思います。
特に、「日本人男性がアメリカ人女性と仲良くなるには」のテキストなんて、いいものができれば博士号をもらえるかもしれません。
こういち
2009/02/16 05:43
こういちさん、コメントありがとうございます。

そうですね、「英会話教材の開発」のテーマだけで修士課程の勉強が終わってしまった、というのは十分理解できます。

「日本人男性がアメリカ人女性と仲良くなるには」のコース化は進めたいところなんですが、前回のイベント時に今ひとつ盛り上がりにかけたのでしばらくまた様子見です。無料にするとかえって人が集まらなかったりしますかね?
ヤスロウ
2009/02/16 10:08
いやあ、僕は前回のイベントで勝手に盛り上がっていたんで、何とも...。
生徒さんからのニーズはどれぐらいあったんですか?
まずは、上級レベルの生徒さん何人かと先生達とでワーキンググループを作ってみるというのはどうでしょうか?テキストの開発も含めて。
「これは本当にそうなの?」
「これは日本人にはこう説明しないとわからないよ」
などなど。
こういち
2009/02/16 15:58
あのようなコースを、お金を払って受けることを検討してくださる方は我々の生徒さんの中ではゼロでした。

ああいうのは、当たり前ですが、アメリカ人女性と実際に接触する可能性のある日本人男性でないと、興味を持たないですよね。しかも、そのような男性であっても、積極的にアメリカ人女性と仲良くなりたいという願望を持つ人でないとやはり興味を持たないわけで、実はかなりニッチなターゲットだと言えるのではないでしょうか。言い換えると、こういちさんのような方は、そこら中にいそうな気がするけれども(私自身そう思ってました)、全体から見るとかな〜り少数派だ、ということです。

ニーズがあることがはっきりわかれば、いくらでもすることはあるのですが、その兆候すら見られなかった以上、後回しにせざるをえません。個人的にも非常に残念です。
ヤスロウ
2009/02/16 16:44
私は、前回そのイベントがある前に、
日本に住む男性陣に声をかけましたが、まったく
と言っていいほど反応なしでした。
ヤスロウさんのおっしゃるとおりで
日本にいる男性は、アメリカ人女性と
そういうことになりたいという方は少ないかも。

というか、今日本にいる男性の中でも、日本人女性
相手ですら、結婚しないorしたいけど出来ない男性が
増えてますからね。(あるいは逆パターンもあり?)
日本にいる男性陣にとっては
外国人女性をゲットすると言うのは、ますます高いハードルで、そこまで意気揚々としている方は
少ないような気がしますがいかがでしょう?
yotarou
2009/02/18 00:03
yotarouさん、その節はお口添えどうもありがとうございました。うまく行かなかったのは残念でしたが。

思うように行かなかった一つの理由は、我々の対象としている人が、通常、専門職を持つ社会人であるということもあるのではないかと思っています。そういう人は、興味がないわけではないにしろ、やはり忙しい生活を送っておられるため、自分に直接的にメリットがないトピックにはなかなか飛びつけないのではないでしょうか?

もし我々が、「ともかく喋っていれば上達する!」というのはスローガンで、安いだけがとりえのサービスを提供し、20代前半程度の人をターゲットにしていたりしたら、また話も違ったのでは、と思ったりしています。
ヤスロウ
2009/02/18 07:57

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