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zoom RSS "Monopoly Money"

<<   作成日時 : 2009/12/23 07:17   >>

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リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

先日の公開イベントが無事終了しました。ご参加くださった方、どうもありがとうございました。


さて、このイベントは、カナダとアメリカの比較を様々な点から行う、というものでした。ホストは、カナダ生れでカナダ育ちのジェニファーに担当してもらいました。彼女は今でこそシアトル近辺に住んでいますが、アメリカ生活はまだ1年にも満ちていません。そんな、まだフレッシュな視点を持っている彼女は、このイベントの担当者として実に最適だったと思っています。

そのイベント中、紙幣の比較の話になり、大してデザイン上の違いのないアメリカの紙幣に比べ、カナダの紙幣はカラフルでずっと区別しやすい、という話がありました。そのときのスライドをここにも含めておきました(図)。そのため、カナダの紙幣をアメリカ人に見せると、"Monopoly money"みたいだ、と言われるとジェニファーは言っていましたね。

英単語のmonopolyとは「独占」という意味です。しかしここの"Monopoly"は、有名なボードゲームのことを指しています。ウィキペディアから説明を拝借します:

モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。世界中に愛好者を持つ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら、他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより、同一グループを揃え、他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収し、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させるのを目的とする。

実際、モノポリーで使われる「紙幣」は、ご覧の通りカラフルです。とはいえ、同じ額面の「紙幣」は単色のようです。カナダの紙幣は一種類の紙幣中に複数の色が効果的に使われており、デザインの精妙さでは何段も格上です。もっとも、こちらはおもちゃのお金ではなく、本物のお金ですので、当たり前といえば当たり前ですが。


この話を改めて持ち出したのには理由があります。それはオバマ大統領が現地時間で12/21のスピーチ中、この"Monopoly money"を言及したからです。ビデオをご覧下さい。



このスピーチでオバマ大統領は、政府の財政に与える影響を無視するかのような予算や法案を、議会が通す(あるいは、通してきた)ことに対して諌めています。そしてその中で、「税金をMonopoly moneyのように使ってはいけない。」、と言っています。言うまでもなく、これは、モノポリー用のお金が、おもちゃのお金であって、本物ではない、ということにもとづく発言です。

1分5秒あたりからの発言を以下に書き起こしておきます。

In the long run, we can't continue to spend as if deficits don't have consequences, as if waste doesn't matter, as if the hard earned tax dollars of the American people can be treated like monopoly money, that's what we've seen time and time again, Washington has become more concerned about the next election than the next generation.

ついでですので、このスピーチ中で使われている、口語でよく使われる表現をご紹介しておきましょう。

このクリップの最初から10秒くらいのあたりで、"Business as usual in Washington just won't cut it."と彼は言っています。短い文ですが、よく使われるイディオムを二つ含んでいます。

最初が"business as usual"です。ぴったりの日本語訳が思いつかないのですが、否定的ニュアンスで、「変わりばえのしないいつもどおりの状態」を指します。字面通り、ビジネスに関しても使われますが、政治について使われることが多い表現です。

次が、"cut it"です。これは通常否定を伴って使われ、否定を含めて訳すと、「効果的ではない」、「埒があかない」、というような意味です。

ここの"just"は単なる強調ですが、語調を整える効果もあって、会話ではよく使われます。

おっと、言い忘れるところでしたが、ここの"Washington"はよろしいでしょうか?私の住んでいる西海岸沿いのワシントン州ではなく、東海岸沿いでアメリカの首都であるワシントン D.C. を指していることはおそらくご存知だと思いますが、さらに、このような文脈で使われるときは、アメリカ政府のことを間接的に指します。"Tokyo," "London," "Paris," ... など他の国の首都についても同様です。


さて、クリスマスがもうあと数日となりました。今年はクリスマスがらみの記事を書く暇がなかったのですが、過去に以下のような記事を書いています。御興味のある方は是非ご覧下さい。

それでは皆さん、Happy holidays! :)

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ようやく落ち着いたので、まとめて記事を読ませてもらってます。
実はあいまいにしかわかってなかった"cut it"、ようやくわかりました。ありがとうございます。
こういち
2010/01/17 02:43
お、コメントどうもありがとうございます。こういちさんにブログ読んでいただけないのは、内容がつまらないからかな、と悲嘆に暮れていました。:)
ヤスロウ
2010/01/17 16:13
いまさらですが、私もようやく落ち着いたので・・・
ジェニファー講師、若くて元気いっぱいでいいですね!!
こちらまで元気をもらいました。

私はアメリカとカナダにそんなに文化の違いがあると
知らなかったので、ためになりました。
ありがとうございました。

ちょっと時間が長かったかな?
自分が気持ち的にあせっていた時期だったからかも
知れませんが。

今度はいつですか??ハハ
yotarou
2010/02/20 13:01

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