他の英語関係ブログを覗いてみました

リンガ・エスプレッソのヤスロウです。

前回の「綿棒」で書いたように、ブログ・ランキングに参加してみました。そうすると、ランキングの上位に位置するブログがどういうものなのか興味が出てきます。今までは、知り合いの方のを除いて他人のブログなど、てんで興味なかったのですが。そこで、私が参加しているブログ・ランキングの一つ、人気ブログランキング(←紛らわしいと私も思うんですが、そういう名前なんです)の語学・英会話カテゴリの1位から150位までざっと眺めてみました。ちなみに、今のリンクをクリックしていただくと、同時に私のブログに一票を投じてくださることにもなります。おありがとうございます~。


まず、これは予想通りですが、特にランキング上位ブログだと、アフィリエート広告がてんこ盛りですね。人の目を引くためのGIFアニメも多用されています。タイトルも、現実的には考えにくい成果を約束するようなものが多いです。また、高いランキングを維持するために、読者にランキングに一票を投じることを促すリンクをくどいくらいに入れていますね。全般的に記事ごとのテキスト量は少なく、私の平均の半分、場合によっては1/3以下のようです。記事内容に直接関係のないようなトラックバックを大量に容認しているのも一つの特徴です。

ちょっと面白いと思ったのは、一行おきに空行を入れるスタイルで書いておられる方が結構いるということです。薄い内容を引き伸ばすための工夫でしょうか。

内容に目を向けると、大雑把に以下の3パターンがあるようです:

  1. 実は英語と直接関係がほとんどない
  2. 学習法や学習の履歴の記録
  3. 一言フレーズ紹介

最初の点は面白くありませんか?英語に関するブログだと謳っていながら、その実あまり英語については触れておらず、むしろ日常生活の中での雑感を綴っているようなブログが上位に位置していたりします。

学習法や学習の履歴の記録のブログに人気があるのはわかるような気がします。同様な状況で、同様な目標を持ちながら、頑張っている人、あるいはかつて頑張った人の苦労の様を知れば、きっと勇気づけられるでしょう。人それぞれによって適切な学習方法は違う、また、流行の学習法は流行に過ぎない、という認識をしっかりもつ限り、参考になることもあるのではないかと想像されます。


ただ、これのサブカテゴリと言っていい、「教育ママがいたいけな子供に英語を叩き込む」という内容のブログがあるんですね、これがまた結構な数。英語圏に住んでいる方が、子供が慣れない現地の学校生活についていけるよう奮闘するのは、私は応援したくなります。しかし、ここで私が問題にしているのはそうではなく、日本に住んでいる普通の日本人家庭のお母さんが、子供に早期英語教育しようと四苦八苦する様を綴ったブログです。

確かに子供だと、遊び感覚で外国語を学ぶようにしむけてあげることも可能です。これは純然たる事実ですし、我がリンガ・エスプレッソでもそういうコースを用意するという極秘計画もあります。しかしその一方、私個人的には、それにお母さんが執着してしまうことに非常に問題を感じます。

子供は遊びで伸びるのです。英語の早期教育を試みるのは構いませんし、正しい方法で進めてあげればいずれは本人のためになるのかもしれませんが、このことを忘れないで欲しいと私は切に願います。中には、小学校に上がるか上がらないかの歳の子供が英検(!)に落ちたとき、「気にしなくてよいと時間をかけて話した」と書いておられる方がいたのですが、私は唖然としました。

子供は馬鹿ではありません。大人が考えているよりずっと聡明で感受性が強いのです。親自身が認識できてなくても、親の心の底の本音は伝わってしまいます。ここで子供に伝わるのは、英検に受かる・受からないが本質的ではない、ということではなく、むしろ、お母さんにとっていかにそれが大切であったか、ということなのです。そんな年齢の子供に受ける必然性など全くない資格試験を受けさせておいて、落ちたら「気にしなくていい」と言ったところで、どれくらい説得力があると思っているのでしょうか?自分を利用して親が自己実現を果たそうとしているというのは、子供にとっては極めて破壊的なことです。こういう親に限って、自分は子供のために尽くしている、などという自己欺瞞にどっぷり浸かっていますし、周りもそう誉めそやしたりするのでなおのことたちが悪いのですが。自分がやっていることの重大さもわからずブログに平気で綴れる親には心底呆れると同時に、その子供が不憫でなりません。


いかんいかん、ちょっと熱くなってしまいました。

本題に戻って、英語を学習する人の立場に立って見たとき、私が一番問題を感じるのは、実は最後の一言フレーズ紹介が主体のブログです。

何が問題かというと、まず、これらブログでは、基本的に、日本語表現=英語表現、という図式で提示してあるだけだからです。

実際には、このように1対1のような対応関係が成立するのは、ありえないとはいえないにしろ、稀です。特定の文脈の中で、この日本語表現に相当する意味でこの英語表現が使える、というのが普通なのです。したがって、このような記事を書くときには、想定している文脈をしっかり提示しなければならないと同時に、本質的な制限の存在について読者の注意を喚起しなければいけません。また、スピーチ・レベル(どの程度の丁寧さか)も触れなければなりません。これらブログを見ていると、言語にある程度習熟している人なら常識としているようなこれら注意点がすっぽりと抜け落ちています。

また、言語と文化は切り離せません。単に表現を扱うのではなく、そこから文化に関する側面まで掘り下げるのが理想的です。必然的に、一つの表現から話題が大きく広がることになりますが、おそらくは読者一般の短い集中力もあって、そこまで手が回っているのはなかなか見当たりません。

それでもまだある程度の真実を伝えているのならマシですが、中にはびっくりの誤りを平気で載せているのがありますね。記事文が英語で、その英語そのものに根源的な問題があるものも見受けられました。

端的に言ってこれらブログは、程度の差こそあれ、英語学習のためのツールとしてはあまり使えません。ランキングで上位にあろうと、駄目なものは駄目ですのでしょうがありません。以前も力説したように、不確かな情報ならないほうがましなのです。私なら、本屋に足を運んで、上に列挙したような点をきちんと押さえているような本を買います。その方が結局学習の効率がよいからです。

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この記事へのコメント

yellow
2007年10月29日 16:26
実は、私もすぐにそのベストを覘いてみました、同感です、語学・英会話といっても、勉強とか、学習とかに関係ないと思えばいいのかも・・
子供の事に熱くなるヤスロウさんに、ちょっと好感もてました。
2007年10月30日 08:17
そろそろ落ち着く歳だろうとは思うのですが、駄目ですね。特にああいう「見えてない」人たちには無性に腹が立ちます。

ところで、携帯での英文の早打ちのブログとかあったのですが…あんなの、何がどういいのかさっぱり分かりません。
yellow
2007年10月30日 09:19
若い親御さん見ていて、はらはらする事はよくあります、でも皆一生懸命なんですよ、通り過ぎたら分かるのかもしれません、手遅れですが(実体験)
ブログに関しては、分からない人は、分かる必要はなんです、面白いと思える人が楽しめばいい世界かと・・
2007年10月31日 20:28
はははは。そうですね。まぁ知ったこっちゃないっていやそうなんですが。

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    Excerpt: リンガ・エスプレッソのヤスロウです。前回からまた時間が開いてしまいました。私がなかなかブログに新しい記事を書けないでいる間に、リナ講師は自分のブログで、"Keep Rocking Those Bang.. Weblog: リンガ・エスプレッソ何でも係の奮闘記 racked: 2008-04-14 07:22